寂しがり屋の一人旅
世界一周を目指して、会社を辞めた僕の、旅日記です。
世界で見たもの、感じたことなんかを、少しでも誰かに伝えられればいいなと思います。
ラオス《シーパンドン》からベトナム《フエ》へ:後篇
ラオス《シーパンドン》からベトナム《フエ》行きバスにて
深夜2時ごろ、国境付近に到着の様子。
iphoneのオフラインで現在地を確認した。
なにやら様子があわただしい。
1人のスタッフ(?)がバスの最後尾まできて、
そこで寝ていた僕たちをどかした。
何をするのかと思いきや、最後尾にあった椅子をはずし、
中から何かを取り出している…。
臭い…ものすごく生臭い…。
唖然とする僕たちを横目に、
スタッフは、いくつかの生臭い袋を取り出し、降ろして行った。
(こ、こえぇぇぇ…)
暗闇の中、何の説明もなく行われるその作業に、
正直僕はびびっていた。
他の2人も同じ気持ちだったと思う。
関わらないように、関わらないように。
この間も、昨日からいるイスラエル人の二人は、
「what's smell !?what's smell !?」
と、かなりうるさかった。
本当にやめてほしい。
生臭い臭いはそこから中々なくならず、
なぜかバスもそこで朝まで待機の様子だった…。
5:00頃
おじさんスタッフに起こされる。
今度は何かと思ったら、パスポートと金を払えば、imigrationを通してやるという。
怪しい…どう考えても怪しい…。
説明もちゃんとしてくれないし、そもそもどうして、ボーダーから離れたこんな場所でやるんだ。
と、夜の一件も含め信用できない僕たちはそれを断った。
すると、ここから3kmいけばボーダーがあるから自分で行け。
と言い出した。
正直意味が全く分からないが、はっきり言ってこの人たちにどうこうされるよりましだ、と
僕たちは歩いて行くことにした。
結論からいうと、このおじさん、実は手続きをまとめてやる、というだけで、
怪しいことはなにもなかった。
その上、イミグレーションで待っている間、いろいろ説明してくれて、
助かったぐらいだった。
正直夜は怖かったんだけど…^^;

【ちなみにイミグレーションについて】
ラオス出国では1$、もしくは10,000kpsかかる。
ベトナム入国はフリー。イミグレーションカードさえなかった。
結局、イミグレーションを終えた僕たちは、
元のバスを待ち、乗り込みフエへ向かった。
そこから1時間ほどして。
「フエ、フエ」
と言って降ろされた。
すぐさま僕はオフラインマップで確認。
というのも、予定よりもかなり早い時間だった。
………やっぱり、全然フエじゃない。
ここからまだ南に車で3時間くらいある。
さすがに納得いかないので、
「フエ行きのチケットがあるだろ!ここはフエじゃないよ!」
と捲し立てた。
するとなんと、今度はそのスタッフ、
フエ方面に向かうミニバスを捕まえ、これに乗れという。
…完全に馬鹿げてる。
とは思ったけど、元のバスは全く行く気がないみたいなので、
ミニバスに乗り換えることにした。
(ここでイスラエルの2人とはお別れ。ごたごたであいさつもしてなかった。)
もちろんチケットがあるのでタダだが、乗員もみっちみちの上、
驚いたことに、荷物置き場には、ビニールにくるまれた豚が一頭いた。
走り続ける間、豚の悲鳴が車内に響いて、しんどかった。
「ヴィーッ!!ヴィーーーッ!!」
豚を積んだミニバスでさらに3時間。
僕らの精神はだいぶ病んでいたと思う。口数も減っていた。
着いた場所は、フエのかなり外れのバスターミナル。
着いた瞬間、まるでう○こにたかる蠅のようにバイクの運転手がバスを囲み、
「乗れ!乗れ!!」
口々に催促を始める。気持が落ちている僕らにとっては最悪の状況。
こんなんに乗ってはいけないと思っている僕は、
なんとかバスで町の中心まで行きたかった。
・・・が、ここのスタッフは英語もあまり通じず、
なんとか聞きだしてもバスはないという。
散々探した結果、
仕方なくバイクと交渉、1人40,000Dで宿まで送ってもらうことにした。
宿に着き、50,000Dを支払う。
すると、ATMに寄ったから、チップで、とか適当な理由で、お釣りの10,000Dを返そうとしない。
話には聞いていたので、
「NO!NO!!」
の一点張りで、何とか10,000Dを受け取った。
自分の分を済ませ二人のところに行くと、案の定同じことをやっている。
ただ、ここからが最悪だった。
友人の1人が10,000Dと100,000Dを間違えて400,000D出し、
仲裁のために出てきたホテルのスタッフが、
何故か3人のバイク乗りに100,000Dづつ渡してしまったのである。
残りの100,000Dは友人に帰ってきたが、
実際、かなり持って行かれたことになる。
(結果的に合計で340,000持ってかれたことになる。
日本円でいえば1700円程度だが、一食200円くらいでご飯が食べれると考えるとかなり痛い)
この件は友人の間違いが元だが、実際お金の単位がでかすぎるので間違えやすい。
間違えても、日本人みたいに「間違ってるよ」なんて言ってくれることはまずないと思う。
みんなも本当に気をつけてほしい。
正直とられた金額よりも、その事実が腹立たしくてしょうがなかった。
そして、疲れ切った僕達は、ろくに安宿を探しもせず、
そこのホテル【BINH DUONG HOTEL】で1人50,000Dで泊めてもらうことにした。
※日本人ドミトリーもあるはずだったが、改装中で使えなかった。
しかしこの宿、50,000Dで泊まれるにしては、シャワートイレもあり、
綺麗!しかも冷蔵庫クーラーもあり、wifiも部屋という、結構贅沢な部屋だった。
正直そこが決め手にはなった。
疲れ切った心をいやすにはそこも重要だったと思う。
早速シャワーを浴び、少し休憩。
そのあと、街をぶらぶらと散策に出かけた。
近くには宮殿があり、5:00に閉まるので、もう閉まっているのは知っていたが、
何となく宮殿のほうへ歩いて行った。
街の雰囲気を知るには、街歩きはとてもいい。

気になったのは、ものすごくバイクが多い。
タイも多いはずだけど、その比じゃなかった。
また、ラオスから来た僕たちには、異常なまでの客引きだったりがわずらわしかった。
中にはやっぱりいい人もいて、挨拶も笑顔で返してくれたりもする。
夜、暗くなった頃、近くにマーケットがあるというのを聞いたので行ってみた。
久しぶりの屋台にテンションが上がって、
フォーやら、肉の入った麺やら、甘いデザートKEMというものだったりを食べた。

やっぱり僕は屋台が好きだ!!
フエは、ラオスと違って、夜中まで活気がすごい。
金曜でマーケットがやっていたせいもあるかもしれないけど、

特に思ったのは、子供が結構な時間まで外で遊び歩いているみたいだった。
今日あったたくさんのことは、屋台での食事や買い物でわすれ、
3人で宿に着いた。
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深夜2時ごろ、国境付近に到着の様子。
iphoneのオフラインで現在地を確認した。
なにやら様子があわただしい。
1人のスタッフ(?)がバスの最後尾まできて、
そこで寝ていた僕たちをどかした。
何をするのかと思いきや、最後尾にあった椅子をはずし、
中から何かを取り出している…。
臭い…ものすごく生臭い…。
唖然とする僕たちを横目に、
スタッフは、いくつかの生臭い袋を取り出し、降ろして行った。
(こ、こえぇぇぇ…)
暗闇の中、何の説明もなく行われるその作業に、
正直僕はびびっていた。
他の2人も同じ気持ちだったと思う。
関わらないように、関わらないように。
この間も、昨日からいるイスラエル人の二人は、
「what's smell !?what's smell !?」
と、かなりうるさかった。
本当にやめてほしい。
生臭い臭いはそこから中々なくならず、
なぜかバスもそこで朝まで待機の様子だった…。
5:00頃
おじさんスタッフに起こされる。
今度は何かと思ったら、パスポートと金を払えば、imigrationを通してやるという。
怪しい…どう考えても怪しい…。
説明もちゃんとしてくれないし、そもそもどうして、ボーダーから離れたこんな場所でやるんだ。
と、夜の一件も含め信用できない僕たちはそれを断った。
すると、ここから3kmいけばボーダーがあるから自分で行け。
と言い出した。
正直意味が全く分からないが、はっきり言ってこの人たちにどうこうされるよりましだ、と
僕たちは歩いて行くことにした。
結論からいうと、このおじさん、実は手続きをまとめてやる、というだけで、
怪しいことはなにもなかった。
その上、イミグレーションで待っている間、いろいろ説明してくれて、
助かったぐらいだった。
正直夜は怖かったんだけど…^^;
【ちなみにイミグレーションについて】
ラオス出国では1$、もしくは10,000kpsかかる。
ベトナム入国はフリー。イミグレーションカードさえなかった。
結局、イミグレーションを終えた僕たちは、
元のバスを待ち、乗り込みフエへ向かった。
そこから1時間ほどして。
「フエ、フエ」
と言って降ろされた。
すぐさま僕はオフラインマップで確認。
というのも、予定よりもかなり早い時間だった。
………やっぱり、全然フエじゃない。
ここからまだ南に車で3時間くらいある。
さすがに納得いかないので、
「フエ行きのチケットがあるだろ!ここはフエじゃないよ!」
と捲し立てた。
するとなんと、今度はそのスタッフ、
フエ方面に向かうミニバスを捕まえ、これに乗れという。
…完全に馬鹿げてる。
とは思ったけど、元のバスは全く行く気がないみたいなので、
ミニバスに乗り換えることにした。
(ここでイスラエルの2人とはお別れ。ごたごたであいさつもしてなかった。)
もちろんチケットがあるのでタダだが、乗員もみっちみちの上、
驚いたことに、荷物置き場には、ビニールにくるまれた豚が一頭いた。
走り続ける間、豚の悲鳴が車内に響いて、しんどかった。
「ヴィーッ!!ヴィーーーッ!!」
豚を積んだミニバスでさらに3時間。
僕らの精神はだいぶ病んでいたと思う。口数も減っていた。
着いた場所は、フエのかなり外れのバスターミナル。
着いた瞬間、まるでう○こにたかる蠅のようにバイクの運転手がバスを囲み、
「乗れ!乗れ!!」
口々に催促を始める。気持が落ちている僕らにとっては最悪の状況。
こんなんに乗ってはいけないと思っている僕は、
なんとかバスで町の中心まで行きたかった。
・・・が、ここのスタッフは英語もあまり通じず、
なんとか聞きだしてもバスはないという。
散々探した結果、
仕方なくバイクと交渉、1人40,000Dで宿まで送ってもらうことにした。
宿に着き、50,000Dを支払う。
すると、ATMに寄ったから、チップで、とか適当な理由で、お釣りの10,000Dを返そうとしない。
話には聞いていたので、
「NO!NO!!」
の一点張りで、何とか10,000Dを受け取った。
自分の分を済ませ二人のところに行くと、案の定同じことをやっている。
ただ、ここからが最悪だった。
友人の1人が10,000Dと100,000Dを間違えて400,000D出し、
仲裁のために出てきたホテルのスタッフが、
何故か3人のバイク乗りに100,000Dづつ渡してしまったのである。
残りの100,000Dは友人に帰ってきたが、
実際、かなり持って行かれたことになる。
(結果的に合計で340,000持ってかれたことになる。
日本円でいえば1700円程度だが、一食200円くらいでご飯が食べれると考えるとかなり痛い)
この件は友人の間違いが元だが、実際お金の単位がでかすぎるので間違えやすい。
間違えても、日本人みたいに「間違ってるよ」なんて言ってくれることはまずないと思う。
みんなも本当に気をつけてほしい。
正直とられた金額よりも、その事実が腹立たしくてしょうがなかった。
そして、疲れ切った僕達は、ろくに安宿を探しもせず、
そこのホテル【BINH DUONG HOTEL】で1人50,000Dで泊めてもらうことにした。
※日本人ドミトリーもあるはずだったが、改装中で使えなかった。
しかしこの宿、50,000Dで泊まれるにしては、シャワートイレもあり、
綺麗!しかも冷蔵庫クーラーもあり、wifiも部屋という、結構贅沢な部屋だった。
正直そこが決め手にはなった。
疲れ切った心をいやすにはそこも重要だったと思う。
早速シャワーを浴び、少し休憩。
そのあと、街をぶらぶらと散策に出かけた。
近くには宮殿があり、5:00に閉まるので、もう閉まっているのは知っていたが、
何となく宮殿のほうへ歩いて行った。
街の雰囲気を知るには、街歩きはとてもいい。
気になったのは、ものすごくバイクが多い。
タイも多いはずだけど、その比じゃなかった。
また、ラオスから来た僕たちには、異常なまでの客引きだったりがわずらわしかった。
中にはやっぱりいい人もいて、挨拶も笑顔で返してくれたりもする。
夜、暗くなった頃、近くにマーケットがあるというのを聞いたので行ってみた。
久しぶりの屋台にテンションが上がって、
フォーやら、肉の入った麺やら、甘いデザートKEMというものだったりを食べた。
やっぱり僕は屋台が好きだ!!
フエは、ラオスと違って、夜中まで活気がすごい。
金曜でマーケットがやっていたせいもあるかもしれないけど、
特に思ったのは、子供が結構な時間まで外で遊び歩いているみたいだった。
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カテゴリー
プロフィール
HN:
寂しがり屋
性別:
男性
趣味:
映画・ゲーム・音楽・旅
自己紹介:
こんにちは!寂しがり屋です。
25歳で会社を辞め、決意した世界一周。
旅に出て見れば、想像以上に寂しがり屋だった僕が、どんな旅をして、何を思っているのか、少しでも感じてもらえたら嬉しいです。
不定期ですが、どうぞよろしくお願いします。
25歳で会社を辞め、決意した世界一周。
旅に出て見れば、想像以上に寂しがり屋だった僕が、どんな旅をして、何を思っているのか、少しでも感じてもらえたら嬉しいです。
不定期ですが、どうぞよろしくお願いします。